ヒト幹細胞培養液コスメは怖くない、エイジングケアには最適の美容成分

ヒト幹細胞培養液を使ったコスメは年々拡大の様子を示していますが、2019年現在、大手メーカーでヒト幹細胞培養液を取り入れているのは「ロート製薬」と「ドクターシーラボ」だけのように思えます。

その名の通り、人間から採取する幹細胞を利用しているため、「医療機関」を持つメーカーかもしくは原料メーカーから原料を買うなどをしなければヒト幹細胞培養液コスメを作ることはできないため、ハードルの高い原料です。

また厚生省認可の施設での採取が絶対ですので、安全性が確保されていますが、人間由来のもの、他人の細胞を使ったものを肌につけることに、「気持ち悪い」「ヒト幹細胞、怖い」など抵抗がある方もいるのではないでしょうか。

私も最初はよくわからずやや気持ちわるいイメージを持っていたのですが、今ではスキンケアルーティンに「ヒト幹細胞培養液コスメ」を入れるようになりました。

ヒト幹細胞培養液がどういうものなのかを知って、エイジング美容に生かしていただきたいと思います。

ヒト幹細胞培養液とは

厚労省の認可施設で厳しい検査を経て合格したドナーから採取された幹細胞培養液の上清(上澄みのことです)を使っています。

この上清液はいわゆる幹細胞から分泌された100以上のたんぱく質と成長因子が含まれておりエイジング肌の様々な悩み箇所にアプローチするという万能性の高い原料として注目されています。

また、この上清駅にはサイトカインやコラーゲン・エラスチンなど美肌に必要な成分をを多く含んでいます。

サイトカインとは何か?

「サイトカイン」とは、医学用語で「細胞から分泌したたんぱく質のことで、細胞間の相互作用に関与し、周囲の細胞に影響を与えるもの」という作用を表しています。

化粧品メーカーは積極的にこの「サイトカイン」の作用を推していますが、理由は簡単です。

つまりはこの「サイトカイン」が(いろんな)肌悩みに「細胞レベル」からアプローチし、根本的な悩みを解決できる、これまでと違う、次世代の美容成分であることをアピールするためではないかと考えられます。

再生医療との関連性は?

美容皮膚科などの医療施設では「幹細胞培養上清液療法」という治療法で、毛穴や肌の老化現象を止めて、新しい細胞に生まれ変わる治療法が導入されています。

この治療法は「ヒト幹細胞培養液」を、例えば肌悩みの場合は肌に注入、髪の毛の場合は頭皮に注入して戻すことによって「再生」を促します。

では市販のヒト幹細胞培養液入り化粧品はどうか?

「ヒト幹細胞培養液」は美容医療の分野においては「細胞レベルから変える」治療行為を行なっています。

しかし、細胞を変える」などということは「医薬品」の範囲となりますので、現状の薬機法においては認められない効果効能です。

加えて「ヒト幹細胞培養液」のエビデンスや長期使用のデータがまだまだ足りない成分なので、まだまだ未知数ではないかと考えます。

幹細胞とは何か?そして化粧品に幹細胞は入っているのか?

「幹細胞」とは次の2つの機能を持っていなければなりません。

1.さまざまな細胞になる
2.自分と全く同じ能力を持つ幹細胞をコピーする

いわゆる医学的に「再生治療」で使われるiPS細胞やES細胞は人工的に作られた幹細胞です。

ヒト幹細胞培養液コスメではもともと人の体に存在する「組織幹細胞」を使用した培養液の上澄みを使用するため幹細胞は入っていません

ドナーの病気や感染症のリスクは?

ドナーの疾病に対する厳格な基準があるため、ドナーの病気や感染症などリスクは採取時点で排除されていると考えて良いです。

また幹細胞そのものは使用せず、上澄みだけを使うため、病・感染症リスクについては全く問題がありません

しかし最近は「ヒト幹細胞培養液」を使った製品が多くなってきたので、トラブルを回避するためにも事前にメーカーに問い合わせて確認するのがベストです。

「どこで、どのように採取したものか」「どの部位の幹細胞培養液を使っているのか?」「ドナーはどんな人か?」「安全性を担保するためにどのようなことをやっているか?」等、消費者として少しでも疑問がある場合はメーカーに問い合わせるのが良いでしょう。

またどうしても不安が払拭できない方は、ヒト幹細胞培養液コスメではなく、しわ改善で効果が認められ、安全性の高いレチノールを使ったコスメを使用されることをおすすめします。

ヒト由来と植物幹細胞コスメの違いは

「細胞の活性化」という言葉をよく耳にしますが、細胞の表面には、特定の形をしたカギ穴(レセプター)があり、そのカギ穴にピッタリ合うカギ(リガンド)となる物質が結びついて、はじめて活性が始まります。
つまり、カギ穴に当てはまるカギをさしてあげないとエンジンが掛からないのと同じなのです。 出典 direia STEM CELLより

これをみるに、「レセプター」「リガンド」の仕組みは植物にはないため、人間には人の幹細胞から培養したものが適していると言われています。

しかし植物幹細胞エキスにも抗酸化作用や潤い、ハリを与える成分があるため、多くの製品で使用されています。

アレルギー性についてはどうか?

もともと身体の中で持っている成分のため、肌が荒れやすい人もアレルギーが起こりにくいと言われています。

しかし化粧品となった場合は様々な原料と混ぜ合わせるため、他の成分でアレルギーを起こす可能性があります。肌が荒れやすい方やアレルギー反応が心配な方はやはり製品ごとを少量づつ試してからの使用をおすすめします

ヒト幹細胞培養液コスメ=「次世代のスキンケア」について

ヒト幹細胞培養液コスメは、”潤うだけではない””細胞に働きかける””次世代のスキンケア”という実に画期的な美容トレンドになる可能性は大いにはらんでいます。

しかし、現状の薬機法における規制と、長期的に使用した場合のエビデンスがまだまだ足りない状況であるため、これからの動きに更なる注目が集まる美容成分と言えるでしょう。

肌細胞を活性化するエビデンスをもつメーカーも

また、アメリカのAVITA BIOMEDICAL社のROOT OF SKIN®のように、ヒト由来皮膚幹細胞の培養液を使った特許で、「世界初!自身の持っている皮膚幹細胞を活性化」することに成功したメーカーも出てきました。

使うとしっとりハリ肌、すぐに「違いがわかる」ことがメリット

しかしながらエイジング肌にコラーゲンやエラスチンなどの各種タンパク質を豊富に含むものを塗って角質層まで浸透させるだけでも十分な実感を得られますし、使ってわかる「肌の違い」は塗ってみるとすぐに実感できることが最大のメリットではないでしょうか。

「水分と油分を与えるスキンケア」「コラーゲンなどの美容成分与えるスキンケア」がこれまでのスキンケアの定石でした。

しかし「ヒト幹細胞培養液コスメ」はまさにこれからのスキンケアとして「根本から変える」ケアとなりうる可能性を持っていることは間違いありません。

参考:「成長因子」の入った化粧品の効果と安全性は?

  • 安全性については厚労省認可施設規定の採取方法を取っているため問題はない。ただし心配な人はメーカーに問い合わせるべき
  • 「細胞レベル」から肌を変えるのは「化粧品」である以上ありえない。ただしハリをもたらす成分が豊富に含まれているので、エイジングケアにはベスト
  • 今後の研究結果によっては、新世代のスキンケアとして商品アピールができるようになる可能性が高い



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